展示会で差がつく蛇腹折り資料術

展示会資料の蛇腹折り仕様:限られた時間で最大の情報を伝える工夫

1. 蛇腹折りの特徴と利点

蛇腹折りは、展示会資料の製本方法として非常に効果的です。この折り方は、紙を交互に山折りと谷折りにすることで、アコーディオンのように広げたり畳んだりできる特徴があります。

蛇腹折りの主な利点は以下の通りです:

・コンパクトに収納できる
・必要な部分だけを開いて閲覧できる
・全体を広げて一覧性を確保できる
・折り目に沿って簡単に開閉できる

これらの特徴により、限られた時間で効率的に情報を伝えることができます。展示会では来場者の滞在時間が短いため、蛇腹折りの資料は非常に有効です。

2. 効果的なレイアウトと情報配置

蛇腹折り資料のレイアウトは、情報の流れと閲覧のしやすさを考慮して設計する必要があります。以下のポイントに注意しましょう:

・最初のページに目を引くビジュアルや重要なメッセージを配置
・各ページの情報量を適切に調整し、読みやすさを確保
・関連する情報を見開きページにまとめる
・全体を広げたときに一覧性のある構成にする
・QRコードを活用し、詳細情報へのアクセスを容易にする

また、折り目を考慮したデザインも重要です。折り目にかかる部分には重要な情報や画像を配置しないよう注意しましょう。

3. 製本依頼時の注意点とコミュニケーション

蛇腹折り資料の製本を依頼する際は、以下の点に注意してコミュニケーションを取ることが大切です:

・使用する紙の種類と厚さを指定(耐久性と折りやすさのバランスを考慮)
・折りの数と最終的なサイズを明確に伝える
・両面印刷か片面印刷かを指定
・特殊加工(箔押しやUV加工など)の有無を伝える
・納期と部数を明確にする
・サンプルや試作品の作成を依頼する

また、デザインデータの入稿形式や注意点についても事前に確認しておくことをおすすめします。製本会社によっては、デザインの調整やアドバイスを行ってくれる場合もあるので、相談してみるのも良いでしょう。

蛇腹折り資料は、適切に設計・製作することで、展示会での効果的なコミュニケーションツールとなります。限られた時間で最大の情報を伝えるために、ぜひこの製本方法を検討してみてください。

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